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エリアフィッシングのリールを選ぶとき
「1000番よりも大きいリールが欲しい」
と思ったことはないですか。


あ、ちなみにこれからの話すことは
シマノ製のリールの話です。


1000番の上となると「2000番」になるわけですが
最近のリールは

・2000(一部リールではC2000)
・2000S
・C2000S

と、同じ2000番でも
3種類存在するのをご存知でしょうか。


「同じ2000番なんだから、全部同じじゃないか」
そう思ったそこのあなた・・・

・・・ハズレです。


「糸巻き量が違うだけじゃないの」
そう思ったそこのあなた・・・

・・・半分正解です。


正解は
「2000番でもボディが2種類存在する」
「糸巻き量の違ったスプールが3種類存在する」
です。


例えば「2000S」とはこんなリールです
 シマノ/07 STELLA(ステラ)2000S【送料無料】


例えば「S2000C」とはこんなリールです
シマノ SHIMANO 08バイオマスター C2000Sシマノ SHIMANO 08バイオマスター C2000S



詳しく解説しましょう。


まず「2000」と「2000S」から解説します。
これらは、ボディは「2500番」です。
スプールとローターのサイズが2000番です。


「2000」は2000番のノーマル状態。
2500番のボディで、ナイロン3号(約12lb)が100m巻けるスプールです。


「2000S」は、2500番のボディで
2000番のスプールを浅溝にしています。
ナイロン4lbが100m巻けるスプールです。


続いて「C2000S」ですが
これらは、ボディは「1000番」で
「2000S」のスプールを付けています。

つまり、1000番のボディで
ナイロン4lbが100m巻けるのです。


ここまで、いいですか?



なんでこんな複雑になったのかといいますと
「ユーザーの需要」が背景にあると思われます。

特に「管理釣り場」で使うユーザーの増加が
最大の要因と思われます。

1000番ボディの「C2000S」誕生は
こういう背景があったと思われます。

管釣りロッドは100g以下のロッドがほとんど。
使用ルアーも3g以下、使用するラインも4lb以下。

ロッドとの重量バランスを考えると、
1000番のリールがベストマッチと言えます。

ならば、1000番を買えばいい。
と、言いたいところですが
ここで、また問題が発生します。

その問題とは「糸ヨレ」。
1000番だとスプール径が小さいので
糸ヨレが激しいのです。

となると、その上のサイズ
2000番を買えばいいのですが
2000番だと自重が増えますので
ロッドとのバランスが悪くなるのです。

更に困った問題があって
2000番ノーマルスプールでは
糸巻き量が多すぎるのです。

下糸を巻かなければならず
そこでまた重量が増えます。


そんなわけで、管釣りロッドには
・1000番ボディ
・2000Sスプール
が理想で
「C2000S」が誕生したのではないか
と、私は推測しています。

ちなみに「C2000S」の「C」は
コンパクトの意味です。

糸巻き量は上のサイズで
ボディがコンパクトという意味でしょう。




では、2500番ボディの
「2000S」の誕生については、どうでしょう。

こちらは「渓流ルアー」の使用が
ターゲットになっていると思われます。


「2000S」は、2500番ボディの
浅溝スプールのリールです。

渓流では4lb前後をメインに使用しますので
2000番のノーマルスプールから
浅溝スプールになったのだと思います。



ここまでの話を聞いて
「なんでC2000Sに統一しないの?」
と思ったあなた。


大変スルドイです。



「2000S」と「C2000S」は
お互い4lbが100m巻けるスプールです。
なのに、なぜ2種類の設定があるのか。


答えは
・巻き上げスピード
・ドラグ力
の違いがあるからなんです。


「C2000S」は管理釣り場での使用がメインで
「巻き上げスピード」が比較的ゆっくりです。

また使用ラインが細いので
「ドラグ力」は小さくていいのです。



これが「渓流ルアー」となると
「巻き上げスピード」の速さが重要です。

渓流では、基本的に上流へ釣り上がります。
釣り方も、ルアーを上流にキャストする
「アップストリームキャスト」を多用します。

その場合、1000番の「巻き上げスピード」では
川の流れより早く引いてくるのが難しくなり
対応しずらいのです。

なので巻き上げスピードのある
2500番ボディの「2000S」が必要なのです。



以上が
・1000番ボディの「C2000S」
・2500番ボディの「2000S」
が、存在すると思われる理由です。


とはいえ、「2000S」の方は
需要が少ないからでしょうか
私の知る限り
・ステラ
・アルテグラアドバンス
ぐらいしかラインナップされていません。


最近はボディが1000番でも
巻上げスピードの早いモデルが登場し
 SHIMANO(シマノ)/カーディフC2000HGS【送料無料】
いずれ消えゆく存在なのかもしれません。



というわけで、最後にまとめます。

●「2000」「2000S」「C2000S」は同じではない
●「2000」は2500番ボディでスプールとローターが2000番専用
●「2000S」は2500番ボディでスプールが2000番の浅溝
●「C2000S」は1000番ボディでスプールが「2000S」と同じ糸巻き量
●「C2000S」の出現は「管理釣り場」での需要が増えたためと思われる
●「2000S」の「巻き上げスピード」が「渓流ルアー」では必要


※ここに書いたものは、
2010年製ごろのリールにあてはまる内容です。
それ以前や、今後のリールサイズは
これに当てはまらないかもしれませんので注意。
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